『劇場版 夏目友人帳 うつせみに結ぶ』試写

こんにちは。部員の藤原です。

『劇場版 夏目友人帳 うつせみに結ぶ』の試写に行ってきました!


小さい頃から、他の人には見えない妖を目に映すことができた夏目貴志。亡き祖母レイコが勝負をしかけ、負かした妖に名前を書かせた契約書の束「友人帳」を継いで以来、自称用心棒・ニャンコ先生とともに、妖たちに名を返す日々ー
人と妖の間で忙しい毎日を送る夏目は、偶然昔の同級生・結城と再会したことで、妖にまつわる苦い記憶を思い出す。
そんな頃、夏目は、名前を返した妖の記憶に出てきた女性・津村容莉枝と知り合う。レイコのことを知る彼女は、いまは一人息子の椋雄とともに穏やかに暮らしていた。彼らとの交流に心が和む夏目。だが、親子の住む町には謎の妖が潜んでいるらしかった。そのことを調べに行った帰り、ニャンコ先生の体についてきた”妖の種”が、藤原家の庭先で、一夜のうちに木となって実をつける。どことなく自分に似た形のその実を食べてしまった先生に、とんでもない異変が起きてしまうーーー


夏目友人帳は漫画でずっと読んでいて、アニメも見ていたので、劇場版も楽しみにしていました。

「うつせみに結ぶ」はアニメシリーズ初の長編オリジナルエピソードで、主人公・夏目貴志の幼い頃の同級生が出てきて、貴志の過去が詳しく描かれたり、今までのシリーズの主要な登場人物が大勢出てきたりと、今までの夏目友人帳の集大成ともいえる作品です。

もちろん、過去作品を観ずにこの映画だけ見ても背景やストーリーはわかるようになっているので、誰でも楽しめるはずです。


夏目友人帳といえば誰でも思い浮かべる、ニャンコ先生。ストーリーは詳しく知らなくても、ニャンコ先生だけは知っている!という方も多いのでは。

夏目友人帳をあまり知らない方のために説明しておくと、このニャンコ先生は本来、優美な姿をもつ斑(まだら)という妖怪なのですが、招き猫に封じ込められていつしかその形になじんでしまっているのです。

今回の映画では、ニャンコ先生がある木の実を食べてしまったことで、先生の体に異変が起こり、物語が大きく動いていきます。この異変、深刻なものではあるのですが、「かわいい」とも思ってしまう異変なのです。どんな異変なのかは劇場でご確認を…


「うつせみに結ぶ」は、「優しく、哀しい、嘘をついた」のキャッチコピー通り、あたたかく切ないストーリーです。なかでも、夏目貴志と祖母のレイコ、昔の同級生の結城との関係、津村容莉枝と息子の椋雄との関係が物語の軸として描かれています。詳しいことはネタバレになってしまうので言えませんが、誰かとのつながりや、思い出というものは、いっときは忘れてしまったようでも、実は心の奥でずっと覚えていて、気づかないうちに自分を作り上げる一部になっているのだと思います。ひとつひとつの出会いと別れを大切に生きていきたいものです。

そして最後におまけとして…

個人的には夏目貴志を慕う妖たち、「犬の会」が出てくる場面も注目ポイントです。一つ目や牛顔の中級妖怪たちのやりとりがゆるくて楽しい。物語の核となる部分ではない会話も、楽しんでみてほしいです。

『劇場版 夏目友人帳 うつせみに結ぶ』は9月29日(土)全国ロードショーです!

ぜひぜひご覧ください。

『劇場版 夏目友人帳 うつせみに結ぶ』公式HP

https://natsume-movie.com/

公式ツイッター

@NatsumeYujincho

©緑川ゆき・白泉社/ 夏目友人帳プロジェクト

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